猫とワタシ

大体週刊 《骨董書店》

ノスタルジック幻想楽団 『骨董書店』 の、出来事やニュースを綴るウェブログです。

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この記事のみを表示する『僕の街の深夜バス』

エトウ


 その日、確かに僕はわりと酔っていたと思う。
 池袋でしこたま(それもホッピーを)飲んだ上、終電を逃して深夜バスに乗っていたのだから当然だ。
 なので、あの深夜バスが、自宅最寄りのバス停の幾つか手前、コンビニエンスストアの近くのバス停に差し掛かった瞬間、

(あ、鮭のおにぎりが食べたい)

 と、突発的に思いつき、かつ反射的に荷物を引っ掴んでバスを降りたのも大自然の摂理の一つと言える。自然は偉大だ。マザーアース。

 かくして、無事にファミリーマートで鮭のおにぎりを手に入れた僕だが、レジで大変なことに気が付いた。
 ――持っていた手提げ鞄が無い。
 さすがの酔っ払いもすぐに気が付いた。
 あのバスの中だ、と。
 しかし、「お〜い、待っとくれ〜!」などと昭和コメディのように追いかけようとしても、すでにバスは尾崎氏が盗んだバイクのように暗い夜の帳の中へ消えてしまっている。誰にも縛られたくないのだ、深夜バスも。
 僕はなんとかこの一瞬の葛藤をファミリーマートのレジ係の紳士に悟られないよう努めることに成功し、朗らかスマイルでビニール袋に入れられたおにぎりを受け取ったのだった。

 さて、あの鞄の中には音響用の機材一式が入っていた。
 骨董書店の『風運ぶ砂船』の音源を編集するために持ち歩いていたものだ。
すなわち、現在、音源の編集は滞りに滞っているのである。
大変つらい。



そして今日は、やたらと天気が良い。
 通りがかりの公園でのどかに開かれているフリーマーケットが、打ちひしがれた僕の心にさらなる追い打ちをくれるのであった。
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